削らずに治すIcon(アイコン)治療とは?
「ホワイトスポットを治療したい。でも歯は削りたくない」そんな方におすすめなのが、削らずに行うIcon(アイコン)治療です。Icon(アイコン)は、2009年にドイツのDMG社から発売された薬剤で、もともとは初期むし歯の進行を抑えるために開発されました。
しかし、その透明な薬剤をホワイトスポットに浸透させると、白く見えていた部分が自然な歯の色になじむことが分かり、ホワイトスポット治療に有効な薬剤としても注目されるようになりました。
こんなお悩みの方へ
- 前歯に白い模様があり、人前で歯を見せて笑えない
- ホワイトニングをしたのに前歯の白い部分だけ消えない
- 矯正後にできてしまった白い斑点が気になる
- 歯科医院で「削らないと無理」と言われたが削って治したくない
- 子どもの前歯(15歳以上)に白い白斑があり心配している
使用する薬剤の種類
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Icon(アイコン)治療では、3種類の専用薬剤を段階的に使用します。それぞれの薬剤が異なる役割を持ち、白濁の改善と予後の安定性を高めます。
A)Icon etch(アイコンエッチ)
まず使用するのは、Icon etch(アイコンエッチ)という塩酸を主成分とした薬剤です。これは歯の表面のエナメル質を微細に処理し、後に使用する薬剤の浸透性を高める役割を担います。
B)Icon dry(アイコンドライ)
次に使用するのが、Icon dry(アイコンドライ)。成分はエタノールで、歯の表面の水分を取り除くことで、樹脂がより深く・均一に入り込む準備を整えます。
C)Icon infiltrant(アイコンインフィルトラント)
そして最後に、ホワイトスポット内部に樹脂を浸透させるIcon infiltrant(アイコンインフィルトラント)を使用します。これは「TEGDMA」と呼ばれる低粘度のレジン(樹脂)で、光の屈折率を正常に近づけることで、白濁を自然な色味へと改善していきます。
Iconがホワイトスポットを改善できる仕組み
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ホワイトスポットの白さは、エナメル質内部の構造がスカスカになり、光の屈折が乱れることで起こります。
Icon(アイコン)治療では、このスカスカな部分に特殊な薬剤(樹脂)を浸透させ、光の屈折率を健康なエナメル質と同程度な状態に近づけることで、視覚的にも改善するという仕組みです。
白く目立っていた部分が透明感を取り戻します。見た目の改善だけでなく、むし歯の進行を防ぐという意味でも効果があります。
Iconが難しいケース・代替え治療法
以下のケースでは、Icon(アイコン)だけでは満足のいく結果が得られない可能性があり、必要に応じて他の治療法(ダイレクトボンディングやラミネートベニアなど)を併用することもあります。
Iconが難しいケース
- エナメル質形成不全のように、白濁が深い・濁りが強い場合
- 表面に凹凸がある場合
- ホワイトスポットの上にラミネートベニアがなされているもの
治療可能だが、ダイレクトボンディングの必要性が高いもの
- イエロースポット
- 境界明瞭で光沢のあるホワイトスポット
- 境界が透明なホワイトスポット
- 何層か重なっているホワイトスポット
- 片側だけに存在する、くっきりしたホワイトスポット
- 不規則でまだらなホワイトスポット(何層かに重なっていることがある)
Icon治療をご検討の方へ
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- 「ずっと前歯の白い模様が気になっていたが、どこの歯科医院でも『削らないと無理』と言われた…」
- 「治療したいけど、できれば健康な歯は削りたくない…」
・・・そんなお悩みをお持ちの方にとって、Icon(アイコン)は魅力的な治療選択肢です。
ただし、すべてのホワイトスポットに適応できるわけではありません。当院では、適応可能かどうかを丁寧に診断し、患者さまにとってベストな治療方法を一緒に考えることを大切にしています。
当院では、Icon治療の特性を熟知した歯科医師が担当しておりますので、難しい症例に対しても高い判断力と技術力で対応可能な場合があります。他院で断られたケースでも、当院で改善が見られた例は少なくありません。まずはお気軽にご相談ください。
